2013年07月31日

事故した相手の車が無保険車だったら

交通事故に遭う時、相手がどんな人なのか、どういった保険に加入しているか?
等と言ったことは事前に予測することなど不可能です。

ですので、最悪な状況を想定したうえで、できる限り自分を守れる
保険に入っておくのはもちろん必要な事ではあるのですが、
今回のケース「相手の車が無保険車」だった場合はどのように対処するのか?
を考えてみようと思います。

自動車保険会社によっては、「無保険車傷害保険/無保険車傷害危険補償特約」
などといった保険や特約が販売されているケースも増えてきていますので、
それを防ぐ目的でそういった補償を付けておくのはベストではないかと思います。
ただし、そんな保険や特約はないよって場合、実際に無保険車によって
交通事故の被害者になってしまった時、どこに請求すればよいのでしょうか?

自賠責保険は強制保険ですので、ほとんどの車に掛けられているはずなの、
まず可能性としては少ないと考えられるのですが、
それでも、ひき逃げ・盗難車等による交通事故で負傷、死亡した場合
被害者は自賠責保険が適用されませんので、この場合被害者は救済されないのか
というと、決してそうではありません。

上記の場合のように保険の効力のない加害者の車で交通事故の被害者となった場合、
自賠責保険により賠償を受けられない場合に限って、
特別に政府が運営している保証事業というものがあり、
そこに対して賠償金を請求することが可能です。


但し、あくまでも自賠法に基づき国「国土交通省」が加害者に代って被害者が受けた
損害を補てんするという制度ですので、支払限度額は自賠責保険と同額になります。
但し、自賠責保険とは下記の点が異なります。

◎請求できるのは被害者のみとなり、加害者側からは請求できない。
◎時効中断制度がない。
◎健康保険・労災保険などの社会保険による給付が受けられる場合は、
 その金額は差し引いて支払われる。
◎政府は補償事業として被害者に支払った金額については加害者に
 支払請求を行います。

また下記の条文も加えられていますので、注意が必要です。

政府の補償事業の対象とならず支払われないケース
◎加害者に賠償責任が発生しない時。
◎加害者が保有者・運転者等自賠法で定める「他人」に当たらない時
◎自動車の運行によって死傷したものでないとき
◎請求期限(3年)を過ぎた時
posted by hokenminaosi at 20:43 | Comment(0) | 交通事故 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2013年07月30日

自賠責保険は全額支払われるのか?

自動車事故には、加害者側と被害者側という言葉がありますが、
交通事故の加害者と被害者の違いは何を根拠にして決まるのか?

一方的な100%の事故を除いて、その事故になる原因に対して
双方の過失割合というのが裁判所の判例や、双方の話し合いや保険会社の意見等を
加味しながら、最終的に決定されるものですが、
その過失割合が大きい方が加害者と呼び、少ない側を被害者と一般的に呼んでいます。

我が国の自賠責保険は、基本的に被害者救済の目的から、
上述の過失相殺による補償される保険金額の減額を行わない

という規定を設けています。

但し、被害者とは言えども、下記の記すような
重篤な過失がある場合には保険金が減額される。とする、
「重過失減額制度」が導入されています。

被害者が死亡・後遺障害・障害を受けた場合の被害者の過失割合によって
下記の比率で減額されることになっています。

『死亡・後遺障害の場合』
1.被害者の過失が70%以上、80%未満と判定された場合。
  保険金額の20%が減額
2.被害者の過失が80%以上、90%未満と判定された場合。
  保険金額の30%が減額
3.被害者の過失が90%以上、100%未満と判定された場合。
  保険金額の50%が減額

『障害の場合』
  被害者の過失が70%以上であった場合。
  保険金額の20%が減額


死亡・後遺障害・障害の共に、被害者の過失が
70%未満の場合は、不問とし減額されない事になっています。

posted by hokenminaosi at 21:28 | Comment(0) | 自動車保険 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2013年07月29日

誰のための自動車保険なの?

ここでいう、自動車保険っていうのは、一般的な任意の自動車保険のことについての事です。
自賠責保険については、強制保険ですのでよほどのことがない限り
自動車等を運転する場合は加入されていると思いますので、省略したいと思います。

さて、本題に戻りますが、自動車保険(任意保険)は本来だれの為にあるのか
疑問に感じられたことってありますか?
当然ですが、これは自分の為に加入するものです。
改めて説明する必要もないかもしれませんけど、車を運転する人の義務と言われていますが、
義務なのだから、自分にはあまり関係ないって思い、未加入の人が後を絶ちません。

2012年で統計ですが、任意の自動車保険に加入しない人が、日本全国で、対人・対物共に
約73%の方が加入し
搭乗者傷害と車両保険に至っては約43%の加入率にとどまっています。
さらに都道府県別でみると、対人・対物は大阪府と愛知県が80%超えの加入率で、その他の
都道府県はすべて80%以下、ワーストをご紹介しますと、中国地方は島根県、
九州では鹿児島県・宮崎県・沖縄県、四国では高知県が50%台の加入率となっています。


県民性や地域性も若干あるのかもしれませんが、誰のための任意保険なのかという事を
もう一度自覚して頂きたいと思います。

実は、任意の自動車保険はズバリ運転者とその家族のご自身の為に加入するんだという事です。
自動車は、大変便利な乗り物ですし、個人・及び法人の、なくてはならない交通手段です。
ですが、ひとたび事故を起してしまえば、被害者への賠償金はその加害者の人生を
狂わせてしまう程の莫大な賠償を背負わなければならない事故も数多く発生していることを
認識するべきではないでしょうか!

その莫大な賠償金をどうやって支払うのか?
支払う能力がなければ、あなたは被害者に対してどうやって償っていくのでしょうか?
企業や個人で、自己破産という制度がありますが、それに甘んじて賠償を逃れてしまいますか?

自己破産が裁判所で認められれば、破産法第253条第1項で借金を支払わなくても良いという
規定がありますが、仮に自己破産して一時的に支払義務から逃れたとしても、
被害者側は、賠償金の支払い時効を10年に延ばす手続きを行うことができますので、
10年先まで追いかけられることになります。

こんなことにならない為に、
自動車運転⇒任意の自動車保険加入を当たり前の事として頂きたいです。

タグ:自動車保険
posted by hokenminaosi at 20:00 | Comment(0) | 自動車保険 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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