2013年10月28日

クルマの性能が上がれば事故は回避できる?

最近のクルマの性能は目をみはるばかりで、うっかりブレーキを踏み忘れていた時にでも自動で危険を感知して止まってくれるような機能がついている車も登場するようになりました。



私は昭和48年から自動車に乗り始めていますが、当時の国産車もそれなりにエンジン性能が良く、今みたいな高排気量のエンジンを積んでいなくても1200CC程度のエンジンでも車体自体が小さくて軽量でしたので結構動力性能はあったと覚えています。


それでは動力性能はさておき、ブレーキ性能に特化してお話しをしますと、車メーカーや車種にも多少の差はあるものの、基本的には制動力という点において、現在の車のブレーキの制動性能からいうとはるかに劣っていました。


制動距離から言いますと、過去の昭和27年くらいに販売されていた1552年型ダットサンだと、国産の最新技術のオイルブレーキがついていましたが、情けない事に最高速度が80キロ程度しか出ないのに、それに比例するかのようにブレーキもお粗末でした。


時速80キロで走行中にフルブレーキを掛けても70メートルほど走ってやっと停止できるような有様でした。ですが、現在の車だと100キロ走行中に、およそ45〜46メートルで停止できてしまいます。それほど当時のブレーキ性能は未開発段階という状態でした。


現在のクルマの多くにはディスクブレーキが採用されておりますが、オイルブレーキからドラム式のブレーキに変わっていった初期のころはまだ制動距離もあまりよくありませんでした。また1989年(平成元年)頃に私が乗っていたトヨタのスプリンターのブレーキも当然ディスクブレーキなのですが、これがまったく性能が悪くてなかなか止まってくれないしろものでした。


あまりに制動力が悪かったので、トヨタでディスクパットを規格外の良く効くというタイプに変えましたが、それでも大差がなかった事をはっきりと覚えています。今でこそブレーキ性能が向上したとはいえ、ブレーキの踏み方1つで完全に停止するまでの距離が変わります。


最近のクルマにはほとんどABSが付けられていますが、このABSも下手をすると、制動距離が悪くなる場合があります。20キロ程度のスピードで走行中にはしっかりと効いてくれますが、例えば発信して間がない時にいきなり障害物が表れて急停止しなければならない時に急ブレーキを踏んでも、ABSが効いてぱっと停止せずに少し流れてしまう傾向があります。


ABSが効果を発揮する走行シーンはある程度のスピードが出ている時に急ブレーキを掛けても車輪がロックしない為にロックした時の停止距離よりも短くて停止してくれるということが売り物の機能ですので、ノロノロと走っている時に歩行者や自転車が走行中の車の前方を横切った時にすぐにブレーキを踏みつけても、ちょっと流れてから停止しますので、こういった場合には注意が必要です。


いずれにしても、機械ですので、どんなにクルマの安全性能が向上していったとしても、それだけに頼った運転は避けるようにし、いつどういった場面でも危険が迫った時にはそれを回避することができるよう日頃から無理な運転は避け安全運転を心がけていきたいですね。
posted by hokenminaosi at 11:38 | Comment(0) | 自動車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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